Cross Talk

社員座談会

営業チームの力と、支え合うしくみ

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Y・K(右):営業グループ 係長(営業)
H・M(左):営業グループ 営業アシスタント(アシスタント)

営業の最前線と、それを支える現場。ふたりの営業担当が、チームの連携と働きやすさについて語り合いました。

Q:営業チームでの目標達成に向けた取り組みや、チーム内での連携方法を教えてください。

 

Y・K(営業):
自分は主に外回りを担当していて、新規開拓や既存のお客様のフォローをしています。営業って一人で動いているように見られがちなんですけど、実際は社内との連携がすごく重要で。
お客様からいただいた要望をその場で持ち帰って、すぐにH・Mさんたちと相談することも多いです。

H・M(アシスタント):
そうですね。自分は提案資料をまとめたり、見積の段取りをしたりと、社内から営業をサポートする立場です。外で動いてるY・Kさんと連絡を取り合いながら、なるべく現場に負担がかからないようにしています。

Y・K(まとめ):
動き方は違いますが、目標は同じ。だからこそ、気軽に相談できる関係がチームの力になっていると感じますね。

 

Q:子育てと仕事を両立する上で、会社の制度や職場のサポートで助かっている点はありますか?

 

H・M(アシスタント):
私は今、子育て中なんですが、会社の半日単位で取れる有給制度が本当に助かってます。たとえば保育園の送り迎えに合わせて早めに帰る日があっても、調整できるので安心して働けます。

Y・K(営業):
周りも理解があるよね。「今日は保育園のお迎えあるから」って言えば、みんな自然にサポートしてくれるし。あと、急な体調不良とかにも「無理しないで」って声をかけ合える空気があるのもいいところだなって。

H・M(まとめ):
制度があるだけじゃなくて、チームの雰囲気がそれをちゃんと活かせているのが、この会社のすごくありがたいところだと思ってます。

 

Q:会社の風土を教えてください

 

Y・K(営業):
うちの会社は、正直すごく話しやすい雰囲気がありますね。上司にも「これ、ちょっとどう思いますか?」みたいな軽い相談もしやすいし、役員の方とも廊下ですれ違ったときに普通に世間話したりします。

H・M(アシスタント):
分かります。立場に関係なく距離感が近いというか、みんなが「チーム」っていう感覚で動いてる感じがします。例えば困ってる様子があったら、上司の方から声をかけてくれることも多くて、自然にサポートが受けられるんですよね。

Y・K(営業):
あとは、提案をしたときに「それ面白いね、やってみようか」って前向きに受け止めてもらえるのがありがたいです。上下関係が厳しいっていうより、いい意味でフラットな職場だなと感じています。

H・M(まとめ):
風通しがいいからこそ、ちょっとした不安やアイデアも言いやすい。そういう環境があるから、安心して自分らしく働けている気がします。

チームで働く、ということ。

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M・K(右):製造グループ 自動機課 主任(チームリーダー)
S・M(左):製造グループ 品質管理課(検査担当)

現場で活躍するふたりに、日々の業務内容やチームで働く魅力について話してもらいました。

Q:現在の業務や、チーム内での役割について教えてください。

 

M・K(チームリーダー):
チーム全体の流れを見ながら、加工の段取りやプログラム作成、進捗管理などを担当しています。営業から届いた図面をもとに、どの工具を使ってどう加工していくかを考えて、機械を動かすプログラムを組みます。
自分でも加工をしますが、それと並行して、メンバーが困っていないか、品質に問題が出ていないかを見ながら、全体を整えるのが役割です。

S・M(検査担当):
私は製品ができたあとの検査を担当しています。加工された製品をピックアップして、寸法やキズがないかを確認し、不具合があればすぐに加工担当に伝えます。
製品によってチェックの頻度や見るポイントも変わるので、材質の特徴や傾向も踏まえて判断しています。検査側の気づきをすぐに加工側に返すことで、製品の完成度をさらに高められるよう意識しています。

M・K(まとめ):
お互いの役割は違っていても、「より良い製品をつくる」というゴールは一緒。だからこそ、常に連携して動くようにしています。

 

Q:印象に残っているエピソードや、やりがいを感じた瞬間はありますか?

 

M・K(チームリーダー):
自分が組んだプログラム通りに機械が動いて、トラブルもなく製品が完成したときはやっぱり達成感がありますね。
もちろん、うまくいかないこともあります。刃物が折れたり、寸法が出なかったり…。そんなときは自分だけで抱え込まずに、工場長や経験のある人に相談しながら何度も修正していきます。そういう積み重ねが結果につながっていく感覚は、やりがいになります。

S・M(検査担当):
加工チームと相談しながら進めることも多くて、「ここをこうした方がよさそうです」と伝えると、すぐ対応してくれるんです。
その結果、不良が出なくなったり、安定して良品が出るようになったりすると、本当にやっていてよかったなと思います。
図面の数字だけでは気づけない部分もあるので、現場の声を伝えることで製品が良くなっていく。それがこの仕事の魅力ですね。

S・M(まとめ):
それぞれの気づきを持ち寄って一つの製品を仕上げていく。その一体感が、チームで働く面白さだと思います。

 

Q:チーム内でのコミュニケーションは、どのように取っていますか?

 

M・K(チームリーダー):
毎朝と夕方にチームでミーティングをしています。チームごとの進捗や、トラブルがあったときの共有、今後の対応方針などをみんなで確認する時間です。
対面で話すことで細かいニュアンスも伝わりますし、「なんとなく違和感がある」みたいな感覚的なことも言いやすいんですよね。

S・M(検査担当):
数字だけでは分からないことって意外と多くて、そういう部分は直接話さないと伝わりません。
「今日はちょっと切削音が違うかも」とか、「この材質は要注意かも」っていう感覚を共有することで、先手を打てるようになるんです。
ミスが減るし、チームの動きもスムーズになりますね。

M・K(まとめ):
現場の“気づき”を言い合える関係があるからこそ、品質も高まっていく。コミュニケーションはものづくりの土台だと実感しています。

教わること、教えること――OJTから生まれる関係

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H・G(左):本社工場 工場長
Y・I(右): 製造グループ 自動機課 主任

製造現場で働くふたりが、入社当初の思い出から、今の指導者としての意識までを語りました。

Q:入社当初、先輩からどのようなサポートや指導を受けましたか?

 

Y・I(チームリーダー):
前職でもNC旋盤には触れていたんですが、イトー電子工業の製品は初めてで、最初は分からないことだらけでした。そこで、当時のH・Gさん――今の工場長ですね――に基礎から全部教えてもらいました。
使ったことのない機械も、少しずつ触らせてもらいながら確認してもらって。そのうちに「やってみろ」と任せてもらえるようになっていった感覚ですね。

H・G(工場長):
Y・Iくんは技術を早く身につけたいって気持ちが強かった。でも、最初から飛ばしすぎると危なっかしいので、あえてちょっと抑えたんだよね。「やりたい気持ちは分かったけど、まずは土台から」って。雑用的な業務も含めてやらせてました。

Y・I(まとめ):
そのときは正直「なんで…?」って思ったこともありましたけど、今思えば、あれがあったから今チームを引っ張れているのかなと思います。

 

Q:現在、後輩を指導する立場として心がけていることは何ですか?

 

H・G(工場長):
人によって覚えるスピードも理解の仕方も違うので、説明の仕方は変えるようにしています。たとえば刃物の説明を、包丁に例えて話すこともあるんですよ。身近なものでイメージしてもらった方が伝わりやすいから。

Y・I(チームリーダー):
そのやり方、僕も取り入れてます。現場って業界用語が飛び交うので、検査の人とかが混乱しやすいんですよね。そういうときは、例え話に置き換えるとすっと伝わることが多くて。
あとは未経験の人が多いので、丁寧に順を追って説明するように心掛けてます。

H・G(まとめ):
指導って“伝える”ことじゃなくて“伝わる”ことが大事。そこは今もずっと意識してますね。

 

Q:お互いの成長を感じた瞬間を教えてください

 

Y・I(チームリーダー):
H・Gさんから指導を受けていた頃は、ただ言われたことを一生懸命こなす毎日でした。でも、自分の担当を持ち、後輩を教えるようになってから、あの時の言葉ややり方の意味がわかってきたんですよね。「あれ、これって同じことを自分が言ってるな」って(笑)。

H・G(工場長):
Y・Gくんはね、言ったことを自分なりに咀嚼して、実践の中で育てていくタイプだった。ある日、現場で後輩に説明している姿を見て、「お、ちゃんと伝える側になったな」って嬉しくなったのを覚えてるよ。

Y・I(チームリーダー):
ありがとうございます。逆に自分が後輩から学ぶことも多くて。「そういうやり方もあるんだな」って気づかされることもあるし、質問に答えようとして、自分の知識を見直す機会にもなります。

H・G(まとめ):
結局、教えることも学びなんだと思います。成長って一人じゃできない。そういう関係性が現場にあるのが、うちのいいところだと思います。